火災保険解説 | 04月21日更新
賃貸の火災保険
賃貸を借りるときには賃料のほかに敷金や礼金などを支払わなければならないケースがあります。
中でも火災保険に加入することを条件としている賃貸は多く、ほぼすべてのところで加入しなければなりません。
それではなぜ賃貸を借りるときに火災保険に加入しなければならないのでしょうか?
まずはじめに賃貸は大家さんや管理会社から部屋を借りている状態なので、部屋を自由につかっていいというわけではありません。
たいていは生活できる範囲内でできるだけ傷をつけないような生活をするよう言われるはずですし、万が一大きな傷をつけてしまえば退去時に補修費用を負担しなければなりません。
ただ火災の場合は少し違って、たとえ自分の部屋から出火して建物自体に被害を与えてしまったとしても重大な過失でない限り借りている人には賠償責任が発生しません。
これは失火責任法という法律からくるものなので、すべての賃貸に該当しますからたとえばちょっとした事故で部屋から出火してしまった場合でもその修理などは賃貸の持ち主がすることになります。
つまりそういった万が一の事態をできるだけ防ぐために賃貸を貸す条件として火災保険に加入することになっているのです。
火災保険に加入しておけば建物の補修などの負担も減りますから賃貸の持ち主も安心して生活できますし、借りる側も貸してもらっているお礼という気持ちで加入するとお互い気持ちのいい関係が築けるのではないでしょうか?
もう少し詳しいことを知りたいという人は火災保険を扱う保険会社のホームページなどを見てどういったものか調べてみるといいでしょう。